
第8回 - いま、工作機械がおもしろい - コラム - グロービアマガジン - ホーム
いま、工作機械がおもしろい
旋盤やマシニングセンター(MC)は、工具で金属を削る工作機械であるが、金属を磨くための工作機械もある。それが「研削盤」だ。経済産業省の統計によれば07年の生産高は旋盤が3106億円、MCが4075億円、全工作機械のうち旋盤が24%、MCが31%を占める。研削盤はというと1406億円でシェア10%。ただ、研削盤は03年からの5年間で1.8倍にも増えており、成長著しい。
研削盤は円形(もしくは円筒型)の砥石を高速に回転させながら金属に当て、金属表面を磨いて平らにする。ちなみに旋盤の「旋削」、MCの「切削」に当たる言葉、つまり磨く作業を「研削」という。研削盤が活躍するのはMCや旋盤で削った後の金属表面にできた凸凹を平らにする工程だ。金属加工における仕上げ工程に登場する。
それではどんな金属の加工に使われるかと言うと、実は工作機械の部品が多い。研削盤はマザーマシンである工作機械を作るための工作機械、つまり「マザーマシンを作るマザーマシン」である。