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産業に恩恵をもたらす先端技術

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第5回:産業用ロボットの今昔
08.12.10

ロボットと聞くと「鉄腕アトム」のような人型ロボットを思い浮かべる人が多いだろう。だが、そうした人型ロボットが一般社会に普及するには、今後十年単位の時間がかかる。ロボットが人と同じフィールドで周囲の状況を逐一把握しつつ、臨機応変に対処する。それには情報処理を行うデバイスの性能が圧倒的に足りないからだ。

一方、産業用ロボットと呼ばれるアーム型のロボットは実際に社会へ普及している。登場からすでに30年以上たち、さまざまな技術進化を経ながらグローバルレベルで市場を拡大している。産業用ロボットはいま、何ができ、今後何ができるようになるのか。構成する要素技術を取り上げつつ、探っていく。

産業用ロボットの要素技術

産業用ロボットは大まかに、コントローラー、アクチュエーター(駆動機構)、アーム、エンドエフェクター、センサーといった機構が集まって成り立つ。コントローラーは人間の頭の部分で、さまざまな情報を解析しながらロボットを制御する。アクチュエーターは筋肉にあたり、各関節を指示通りに動かす。アームは腕。産業用ロボットは外見上、全体が腕の形をしているものが多く、腕の役割をしているロボットとも言える。

エンドエフェクターは手だ。ものをつかんだり、対象物を加工したりといった作業を行う部分で、用途に応じて付け替えるケースが多い。そして、センサーが感覚を受ける機能。画像センサーやサーボモーターのエンコーダーといった各種センサーから加工物の形状や位置などの外部情報、ロボット本体の情報を受け取る。
産業用ロボットのシステム全体で、脚を除いた人間の身体全体の機能を構成していると言える。

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